「コーヒー豆の“格付け”ってよく聞くけど、結局どういう意味?」「スペシャルティ?グレード?違いが分かりづらい…」
そんなお悩み、コーヒー好きの方なら一度は感じたことがあるはず。
この記事では、コーヒーの等級やグレード(格付け)の基本、国ごとの呼び方や覚え方のコツを、初心者にも分かりやすくまとめました!
「難しいこと抜きでざっくり覚えたい」「お店や通販で迷わず選びたい」方はぜひ参考にしてみてください。
コーヒー豆の格付け(グレード)とは?

そもそも“格付け”ってなに?
コーヒー豆の「格付け(グレード)」とは、そのコーヒー豆がどれくらい高品質なのかを示す評価基準のこと。
たとえば、お米で言えば「特A米」や「コシヒカリ」のように、コーヒーにも“品質をわかりやすく示すラベル”があるイメージです。
この格付けは、豆の大きさ・見た目のきれいさ・欠点豆(割れや虫食いなど)の少なさ・標高など、国や地域によって細かい基準が決められています。
格付けで何がわかるの?
- 価格の目安になる!
格付けが高いほど、価格も高くなるのが一般的です。 - 味や香りの傾向がわかる!
高グレードの豆ほど、雑味やえぐみが少なくクリアな味になりやすいです。 - 「自分の好み」を見つけるヒントになる!
産地・等級ごとの特徴を知ることで、好みに合ったコーヒー選びがしやすくなります。
【ポイント】
格付けは「美味しさの絶対指標」ではありませんが、「豆の品質の“ヒント”」として覚えておくと、お店や通販で迷ったときに役立ちます。
主なコーヒー豆の格付けの種類と意味

国ごとに違う格付け基準
実はコーヒー豆の格付け方法は、国や地域によって基準が大きく異なります。
たとえばブラジルは「豆の大きさ」や「欠点豆の数」、コロンビアは「豆の大きさ」、グアテマラは「標高」など、評価ポイントがバラバラ。
そのため、同じ“グレード”という言葉でも、国によって全然違う内容なんです。
スペシャルティコーヒーとは?
最近よく聞く「スペシャルティコーヒー」は、国際的な厳しい審査をクリアした高品質豆のこと。
- カッピング(味や香りの評価)で高得点を獲得したものだけが名乗れる“特別枠”
- 欠点豆がほぼゼロで、生産地や農園まで明確にトレーサビリティが取れている
「プレミアム感のある豆が飲みたい!」という方には、スペシャルティコーヒーを目印に選ぶのもおすすめです。
コマーシャル/プレミアムグレードの違い
- コマーシャルグレード
一般的な市販コーヒーで多いグレード。スーパーや量販店の「○○ブレンド」なども含まれます。味わいは無難で価格も手ごろ。 - プレミアムグレード
欠点豆が少なく、粒もそろっている。やや高価ですが、「ちょっと良い豆を試したい」方やギフトにも人気。
【覚え方ワンポイント】
「スペシャルティ > プレミアム > コマーシャル」
この順で“品質が上がる”と覚えておけば、ラベルや商品説明が分かりやすくなります。
有名産地の格付けを覚えよう!
コーヒー豆の格付けは国ごとに特徴があります。ここでは、日本でもよく見かける代表的な産地のグレード(等級)の“意味”と“覚え方”をまとめます。
ブラジルの「No.2」「NY2」って?
- No.2/NY2(エヌワイツー)は、「欠点豆の数が少ない=高品質」という意味。
通常、No.2(NY2)が最高等級として流通します。
覚え方は「2はトップクラスのしるし!」とインプット。
コロンビアの「スプレモ」と「エクセルソ」
- スプレモ(Supremo):豆の大きさが大きい“高級グレード”のこと。コロンビアでは一番大粒がスプレモです。
- エクセルソ(Excelso):スプレモより少し小粒ですが、品質も十分高いです。
【覚え方】
「スプレモ=スーパー(大きい)」「エクセルソ=エクセレント(上質)」とイメージで覚えてOK!

ジャマイカ・ブルーマウンテンの等級
- 世界的に有名なブルーマウンテンは、「No.1」「No.2」「No.3」と数字が若いほど高品質。
- 一番有名な「ブルーマウンテンNo.1」が最上級で、日本でも“幻の高級豆”と呼ばれることも。
その他(キリマンジャロAA、グァテマラSHB など)
- キリマンジャロAA(タンザニア):AAは「粒が大きい=高級品」の意味。A、Bと等級が下がる。
- グァテマラSHB:SHB(Strictly Hard Bean)は「標高が高い=粒が引き締まって高品質」。
グァテマラや中南米でよく見かけます。
【ワンポイントメモ】
「No.1」「AA」「SHB」など、“数字やアルファベットが大きい・若い=高級グレード”が多いのが特徴です!
格付けの選び方のコツ
グレードより“自分好み”を見つけるコツ
- 格付けはあくまで“品質の目安”。
実際は「味の好み」や「淹れ方」との相性も大事! - 「高級グレードだから絶対おいしい」というわけではないので、いろいろな豆を飲み比べて“自分だけのベスト”を探してみましょう。
【ちょっとひとこと】
「格付けが分かると選ぶのが楽になるけど、いちばん大事なのは“好きな味に出会うこと”」
難しく考えすぎず、まずは“ちょっと高いグレードも試してみる”くらいの感覚でOKです!
よくある質問(FAQ)
Q. 格付けが高いコーヒー豆は、やっぱり味も美味しいですか?
A. 高グレードの豆は雑味や欠点が少なく、香りもクリアなことが多いですが、「絶対に自分好みの味」とは限りません。
味の好みや抽出方法によって印象も変わるので、いろいろ試してみるのがおすすめです。
Q. 格付けの違いは、値段にどのくらい影響しますか?
A. 基本的には「グレードが高い=価格も高い」ですが、産地やブランド、流通ルートによっても変動します。
スーパーで買える豆でも、「No.2」や「SHB」などグレード表記をチェックしてみてください
Q. 覚え方がややこしい…もっとシンプルな方法は?
A. 「No.1、AA、SHB=ハイグレード」とだけ覚えておくだけでもOKです。
商品名にアルファベットや数字がある場合は、「これがその国の格付けだな」と思えば十分です。
Q. 格付けのないコーヒーはダメ?
A. 必ずしも“ダメ”というわけではありません。ブレンド商品や、価格重視のコーヒーでも、日常使いには十分な品質です。
逆に、格付けの高い豆も保存や抽出方法次第で味が落ちることがあるので、扱い方も大切です。
【ご質問・ご相談もお気軽に!】
コーヒーの格付けや豆選びで迷ったら、コメント欄やお問い合わせフォームでご相談ください。
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